【ラスト・オブ・アス 2】神ゲー‼ 全クリ後の感想レビュー・評価!良かった点と悪かった点
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各ゲームメディアから絶賛の嵐を浴びた前作から約7年ぶりの続編となった超大作「The Last Of Us 2 (ラスト・オブ・アス)」が遂に発売されました。
ストーリークリアしたので本作の感想レビューと評価、ストーリーやゲームプレイを含めて良かった点と悪かった点を紹介していきます。
期待の話題作、プレイした感想。
結論から言うと、このゲームは間違いなく神ゲーです!!
ただし前作の内容必須!
前作「The Last Of Us」の評価がけた外れに良すぎて、開発会社であるノーティドッグ(Naughty Dog)社の制作チームも、前作を上回る作品にしないといけないというプレッシャーに押し殺されそうだったと語っています。
前作をプレイしなくても楽しめますか?
正直言って、前作の内容を全く知らない人にとっては、このゲームのストーリーに感情移入できないし、面白くないと思います。
前作はジョエルというおじさんが主人公で、ウィルス抗体をもつ特殊な少女エリーがジョエルのパートナーでした。
しかし本作では立場が逆転し、ある復讐を誓うエリーが主人公となります。
ストーリーが非常に濃厚である本作では、前作で構成されたキャラクターの関係性が非常に反映されています。
前作をプレイしたことはなくても動画で見た!という人ならば大丈夫ですが、全く内容を知らない人にとっては物語の展開についていけない可能性が非常に高いです。
本作の「凄い」点
圧巻のグラフィック
本作では常にムービーシーンのような圧倒的なグラフィックが画面上に映し出されます。
人物の表情、動きの描写も細かく作りこまれており、さすが「プレイする映画」と称されるアンチャーテッドシリーズを作り出す会社です。
新しいアクション性
本作からは新たに「匍匐(ほふく)前進」と「ジャンプ」と「回避」というアクションが追加され、正面からの攻撃もしやすくなり戦闘の幅も大きく広がるとともに、ステルスアクションとして草むらや車の下などに隠れながら隠密行動をとることもできます。
ゾンビ(感染者)はもちろんのこと、前作よりも人vs人のシチュエーションも多く頭を使った戦闘が求められます。
高低差をが活かされたマップ
本作は広大な舞台を自由に移動できるオープンワールド型ではないものの、ワイドリニア型を採用したことによる高低差を活用したプレイスタイルが可能になり、窓からの侵入などこれまで以上に攻略の幅が広がりました。
感動のストーリー
先述の通り、本作ではエリーが主人公となります。ジョエルは勿論、前作でお馴染みのキャラクターも何人か登場するので早々に感情移入しやすいです。
ネタバレを避けるために多くはお伝えできませんが、前作からも年月が経ち立派になったエリーの見せる様々な感情、そしてジョエルや仲間たちとの友情、信頼。
本シリーズ特有の「正義とは?悪とは?」という問い。エリーもその敵もどっちもかなり残虐なんですけど、主人公が果たして正しいのだろうか…?というような疑問がストーリーを通して考えさせられるのが本作の面白いところでもあります。
本作で登場する敵(人間)には1人1人に名前が割り当てられていて、戦闘時には敵同士で名前を呼びあう場面も多く見られます。
ただ作りこまれているだけではなく、しっかり意味の持つものであり、各エリアに落ちているドキュメントなども小まめに見ることでより本作の世界観を知ることができます。
「The Last of Us Part II」クリアしました!!
— ぷしぷし (@pusipusi) June 19, 2020
感想を一言で表すと「徹底的に疲弊させてくれる神ゲー」でしょうか。
発売してから間もないので詳細は避けますが、このゲームは、色んな意味でヤバイです。
トロコン目指します!!#LastOfUsPartII #ラストオブアス2 pic.twitter.com/H2Voj3gHZ1
充実したアクセシビリティ
本作では聴覚・視覚が不自由な方が快適にゲームをプレイできるように、計60項目にも及ぶアクセシビリティ機能が標準搭載されています。
目の不自由なゲーマーの方が『ラスト・オブ・アス2』 をプレイし始めた途端(アクセシビリティの高さに感動して)泣き出してしまったという。視覚・聴覚など様々な障害を抱えた方でも「アクセスしやすい」ゲームとして歴史に名を残しそうだし、未来はこれが標準になるかな。https://t.co/GDe3fjv0Tb
— ぬまがさワタリ@『ふしぎな昆虫大研究』 (@numagasa) June 20, 2020
カスタム操作設定にも対応、コントローラーのボタン配置の好きなものに変更できる機能も搭載されています。
海外のメタスコアは?
海外サイトmetacritic.comのメタスコアは超高得点の95点。(ユーザースコアは3.4)
100点以上のサイトが55以上も見つかりました。しかし、70点以下の控えめなサイトもいくつかあります。
それぞれの評価内容を抜粋して紹介します。
良い評価
[100点-Gaming Age]
心を奪われるストーリーに、複雑なキャラクターたち、そして面白いゲームプレイ。
加えて豪華なビジュアルとBGMを備えた本作は、おそらくもっとも洗練されたゲーム体験の一つといえる。
しかしながら、過激な暴力表現やそのペースの速さにストレスを感じてしまうことも多く、万人向けとは言えないだろう。
[100点-Digital Chumps]
ノーティードッグがまたしても情熱があふれ出たゲームを作り上げ、期待を裏切らない進化を見せている。
本作は単なる続編ではなく、前作の世界観が正確に実現されている。これまで以上に進化したゲームプレイはより戦術的になることをプレイヤーに求めるだけでなく、感情的にもプレイヤーを追い詰める。
前作で挙げられた単調なアクションに対する批判を真摯に受け止めたスタジオがこれらを改善した証明だ。
[100点-GameOver.gr]
本作は大胆なストーリーから生まれる、強い感情のジェットコースターだ。
これまでのどのゲームよりも美しく、詳細に描写された荒廃した都市世界を描いているため、目や耳から入るものすべてに驚くに違いない。
悪い評価
[70点-GAMINGbible]
テレビゲームの続編としては、より大きく、より良く、より多くのことが語られるという全ての条件を満たしている。
しかし、物語としては、当メディアで語られてきた数多くのゲームの中で最も高い評価を得ている作品の続編として、居心地の悪さを感じる。
[70点-IGN JAPAN]
本作は前作との差別化を図ろうとしすぎている。その圧倒的な街並み、戦闘の多様化は大きな進化ではあるが、ロードムービーのような大作の前作のような静けさが欠落している。
加えて、不必要な新キャラクターが物語の邪魔をし、エリーの旅がありきたりなものに感じてしまっている。
前作ほど魅力的ではない。
[Kotaku]
本作のストーリは二極化してしまっている。
多大な時間を費やした本作は、ビジュアル面や独特な世界観とストーリーの伝え方はこれまでのゲームの限界を確実に押し広げている。
しかし、これらの成果のどれもが、このゲームを高揚させるものではなかった。
まとめ
良い点:
・圧巻のグラフィックと洗練された戦闘・移動システム
・暗く、残酷ながらも強さを見出すエリーの超濃厚なストーリー
・細かく設定・改善されたNPCの行動高低差を生かしてプレイスタイルを自分なりに変えられる
・前作に比べUI(文字や画面の見やすさ)が改善された
・大量のアクセシビリティのサポートで、より快適に遊べるようになった。また、コントローラーのボタン配置もできるようになった。
悪い点:
・前作をプレイしないとストーリーについていけない
・不必要なキャラクターをストーリーに絡ませすぎた
・前作よりも、より残酷で暴力的な描写が増えすぎた上に、途中で何のためにやっていたのか分からなくなる
これまでにない緊張感に常に襲われ続け、エリーに感情移入することでプレイする側も疲れ果ててしまう今作ですが、圧巻のスケールで描かれる「超大作」の続編である本作もまた「超大作」であり神ゲーでした。
前作を楽しんだ人なら間違いなく、満足できる作品ではあると思います。ただ、性的描写・暴力表現が前作よりもかなり多め(グラフィックも上がったので余計に)なっています。日本版は規制も一部入っているのですが、苦手な方は実況動画等を見て判断された方が良いかもしれません!