FF16はクソゲー?神ゲー?FF新規勢の正直なプレイレビュー・感想。ファイナルファンタジー16(FINAL FANTASY XVI)

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ついに発売されたFF16ことファイナルファンタジー16(FINAL FANTASY XVI)

 

酷評の嵐を受けたFF14を一から作り直し、今や世界を代表するオンラインRPGにまで成り上がらせた、その立役者である吉Pこと吉田直樹氏の指揮の元、およそ8年の歳月をかけ、ようやく我々の手元に届いた。

 

予約本数の低迷、体験版配信当時の種々のクレーム(?)など不安を煽られる瞬間もあったが、吉Pの対談動画などをみると想定内といった様子で、ユーザーの期待値が最高潮の状態でのスタートであったことは間違いない。私もその一人だ。

ファイナルファンタジーシリーズがほとんど初めて(FF14のみ)である筆者の視点から、果たして本作は十分に楽しめるのか、クソゲーか、神ゲーか、個人的な意見・感想を正直に綴っていきたい。

 

FF16は完全に成功した神ゲー

Final Fantasy 16 Producer Knows That Its Combat System Won't Satisfy  Everyone | Push Square

まず本作はその二者択一から選べば、間違いなく神ゲーである。期待値だけは高いが蓋を開けた瞬間に没落する昨今のAAAタイトルとは相反する、正真正銘の神ゲーだ。

 

眼を見張る圧巻のグラフィック(これは本当にヤバい)、終わるタイミングを見失う最高のストーリー、飽きさせないカッコ良すぎる戦闘、このどれもが備わっていた。

 

 

これから、それぞれの特徴をみていこう。

 

グラフィック

画像3/9>『FF16』新規キャラやスクリーンショットをチェック! - 電撃オンライン

圧巻のグラフィック。本作のトレーラーを見た時に誰もがそう感じたはずだ。実際、その美麗さはプレイヤーを本作の世界に引き込む力となっている。

 

本作のメインテーマとなる「召喚獣」は、PS5の機能を活かして細部まで美麗に描かれている。また、本作の特徴である「召喚獣アクション」は、このグラフィックの良さが最大限に活かされ、最高にカッコいい。これは是非体験してほしい。

 

グラフィックは現在リリースされているゲームの中でも群を抜いており、最高峰といえる。「レッド・デッド・リデンプション2」のような”リアリスティックさ”のは別の路線で、ファンタジーとリアルの世界を見事に融合させている

 

戦闘

RPG Site on Twitter: "A few weeks ago, we asked if it mattered if Final  Fantasy XVI doesn't have a traditional party system, instead focusing on  single-character action combat. Since seeing the

FF16の戦闘システムは特筆すべきものがある。本作の醍醐味である召喚獣アクションは、本作の超繊細で圧巻のグラフィックでより迫力のあるものになっており、それぞれのアビリティの組み合わせにより、自分だけの戦闘スタイルを追求できる。

 

数多くのアビリティを解放していくほど戦闘スタイルに幅を持たせることができるが、逆といえば序盤は少々物足りなさを感じていくかもしれない。ただこれは仕方がない。

 

ストーリー

New Final Fantasy XVI screenshots detail the world and battle system - Nova  Crystallis

 

各ムービーシーンはシネマティックに構成されており、『ラスト・オブ・アス』のようにモーションキャプチャなどの技術を使い、それぞれのカットシーンは実際に演者が演技している。そのため、キャラクターの表情の機微、些細な動きが、没入感をハンパなく底上げしてくれる

 

美しくもディストピア的な世界観と設定、予想を裏切る展開と深みのあるキャラクター描写で、プレイヤーを最初から最後まで引きつける。

 

本作のストーリーは海外の超有名ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が下地と言われているだけあり、ダークファンタジーな色合いが濃く、基本設定も似通っている。個人的な大好物な設定なので、スキップしたくなるムービー、これが一切なかったのは個人的に良い意味で異常事態だった。

 

まとめ

Final Fantasy XVI: Everything we know so far - GadgetMatch

圧巻にグラフィックとやめ時を見失うストーリー、さらには飽きのこない戦闘システムを見事に両立させた本作は、言うまでもなく神ゲーだ

 

ちょっとブラーが強いとか(設定追加予定とのこと)、画面くらいとか(HDR最適化のためとのこと)、そういった芥子粒ほどの些細な文句などは、いずれも本作の評価を落とす要因にはなり得ない。

 

詳述はしなかったが、本作の音楽はFF14も担当している祖堅氏によって奏でられ、ゲームの没入感を底上げしてくれる。この点も、このゲームを仕上げる大きな役割を果たしているように思う。

 

そして何よりも、FF16は、筆者のようなファイナルファンタジーを初めてプレイする人にとっても大いに楽しめる作品となっている。バハムートやタイタンといったキャラクターがFFファンにもたらす大きな感動や感激ほどには、新規ユーザは心打たれないかもしれないが、それでも本作のストーリーが一つの没入型の映像作品として感動をもたらしてくるのは間違いない。

 

戦闘の進行はリアルタイムで、プレイヤーのテクニックと戦略が勝利に直結する。また、魔法や召喚獣といったFFシリーズの伝統的な要素もしっかりと組み込まれており、そのバランスの取り方にも一見の価値がある。

 

グラフィックについても、光の反射や影の描写など、最新技術を駆使した表現が見事で、それだけで一つの芸術作品と言えるほど。実際、その美麗さはプレイヤーを本作の世界に引き込む力となっている。

 

迷っているなら買い。これが結論。

まだPS5を持っていないなら、これを機に限定バージョンを買うのもおすすめ(自分はこのパターン)